細密画「アブラゼミ」

小学生クラスの絵のテーマ、細密画の「アブラゼミ」が完成しました。

あれ?絵のテーマの次にまた絵?と思われた方、むたやま造形教室のことを、よくご存知ですね。ありがとうございます(笑)

絵と工作に交互に取り組むのが、ここの造形教室の基本なのですが、たまに、ごくたまにですが、こういうこともあります。理由は簡単です。「夏の工作」を夏休みの終わりに合わせるため、6月、7月、8月と3か月も工作を続けていたから。工作、工作、と続いたため、絵を2回続けることになりました。

さて、今回の「セミ」は、比較的短時間で仕上げることができました。こどもたちも頑張りました。見慣れたセミとはいえ、じっくり、じーっくり観察するのは初めてです。しかも、よく見れば見るほど、どんどん描くのは難しく感じます。そして、小さいところばかり集中しすぎると、今度は全体のバランスが崩れてしまったりします。大人でも難しいテーマですね。

絵の具の塗り方にも工夫しています。水彩画の特性でもある重ね塗りで仕上げています。

上の写真は、ブログ用に顔を隠して撮影しました。この2分後が、下の写真。

みんな、ちょっと覗いていました(笑)

ものがたりの絵「むたやまざえもん」完成です。

キツネの「むたやまざえもん」と、ヒゲの侍との物語の絵が完成しました。

(集合写真のこどもたちのお顔は、ぼかしをいれています。)

こどもたちの絵には、主役の2人(キツネとヒゲ侍)以外に、物語の背景となる「森」や「夜空と月」、「川」や「小屋」、そしてキツネの友だち(エサ、とも言えます)の「野うさぎ」や「ネズミ」などが詳しく描かれています。

特に1年生にとっては、図工での絵の具はまだ始まったばかり。画用紙の隅々まで絵の具を塗り込むことだけでも大仕事です。

対して上級生では、物語の雰囲気を大事にしています。キツネはどこまで女の人に化けているのか、木の葉の魔法はどうやって表現するのか、などなど。

画用紙一枚にたくさんの想いがつまった楽しい絵になりました。

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