想像する絵。

小学生クラス、物語を聞いて絵を描く想像画に取り組んでいます。

ものがたりは『むたやまざえもん』。

むかしむかし、久留米の町はずれの“むたやま”というところに、酒飲みで乱暴者の“ひげざむらい”と、いたずらっ子だけど村人に親しまれている“むたやまざえもん”と呼ばれているキツネのおはなし。

このおはなしに『むたやま』という地名がつくからか、「先生がつくったとー?」と聞いてくる子もいましたが、正真正銘、『福岡のむかしばなし』という本に載っているおなはしです(笑)。

さて、こどもたちにとって“さむらい”や、魔法のようないたずらを仕掛けてくる“キツネ”は、見たことがないもの。想像するにしてもその土台となるものがありません。そこで、お侍さんや着物、むかしむかしの森の様子やキツネなど、資料や話を聞いて自分なりのおはなしの世界を考えました。

女の人に化けているキツネを描いた子は着物の柄を工夫したり、酒飲みで乱暴者のひげざむらいは、“酒飲みで乱暴者”風に描いたり。公園のようにきれいな森はその時代にはなかったはず、と、ジャングルのような森を工夫した子もいました。

明日の土曜クラスからはいよいよ仕上げの週となります。出来上がりが楽しみです!

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