「夏の楽しかった思い出」の絵が出来上りました。
写真は、少し前のものですが、ちょうど、肌の色を工夫しているところです。下描きに試し塗りをしているの、わかりますか?
肌の色は、絵具のセットに「うすだいだい」という便利な色があるのですが、造形教室ではまず使いません。
それどころか…写真にうつっているの絵具セットを見ていただくと…絵具が半分ほどしか入っていません。
「造形教室って…ケチやな…」
いえいえいえいえ…(笑)わざと、入れていないのです。
「白」も「黒」も「うすだいだい」もなく、そのことを、みんなあたりまえのようにして、無い色は混色して作っています。
また、「自分や家族がなにかしているところを描く(体に動きをだす)」「まわりの風景を思い出してくわしく描く」ことも、とても難しいことですね。
造形教室に入ったばかりの子は、下描を描く際、たくさん質問されて、びっくりした子もいます。
「ここはどんなところだったの?」「(プール遊びの子には)プールはどんな形?プールサイドはどんなもの(材質)で作られていたの?」「(虫取りの子には)いつ、行ったの?どんな格好だったの?どんな木が生えていたの?」「(バーベキューをした子には)どんな道具で作ったの?誰と誰がいたの?まわりはどんなところだったの?」…などなど、いろんな質問をすることで、まわりの風景を思い出していきます。そうして、くわしい風景の絵ができあがっていきます。
みんな、よく頑張りましたね!