約、1か月半かけて取り組んだ「石鹸の彫刻」が完成しました。
「何をつくるか」という難題をクリアしたあとに出てくる、「どう彫り進めるか」という新たな問題。
紙粘土などで、どちらかといえば形を付け足していく作業の多い立体制作とは違い、間違ってしまったら取り戻せない「削る」という作業が主な制作です。子どもたちも、いつにもまして真剣でした。
徐々に形がはっきりしてくると、子どもたちも嬉しいのでしょう、削る作業が加速していきます。「次はどう、掘ればいい?」と聞いてくる頻度も増えてきます。
最後の方では、ちょっとアドバイスするだけで自分なりの掘り方ができるようになっていきましたよ。
一番良かったのは、ケガをする子がいなかったこと。みんなよく用心して彫刻刀を使ってくれました。
さて、前回この「石鹸の彫刻」というテーマに取り組んだのは2016年。もう、7年も前です。
2016年に6年生だった子は… え? 19歳…? びっくりです…。
そのときの高学年の作品がこちら。
そもそもの石鹸の色が違いますが(笑)、こちらもなかなかの力作でした。
作品を見ると、制作していた子の楽しそうな顔が浮かんできますが、みんな、どうしているかな…。
そうそう、この「石鹸の彫刻」のあとのテーマは恒例の年賀状でしたので、新年のご挨拶のときにご紹介予定です。
最後に、むたやま造形教室の2023年も、ケガなく、無事に終えることができて、感謝です。来年も、子どもたちが楽しくてやりがいのあるテーマに取り組んでいきますよ。
それでは、今年もありがとうございました。