小学生クラスで制作した「しかけ絵パズル」です。
すでにInstagramで紹介していますので、どのようなパズルかは見ていただければと思いますが、大事なのは、そのパズルの絵は、子どもたちがとても頑張った作品だということです。
どんな作品を作るにしても、そのときどきで条件というものがあります。
大きさだとか、使う材料だとか、描く内容だとか…。
その条件を理解して、むしろうまく利用して自分らしい作品を作ることが、いい作品を作ることではないかと思うのですが、今回のテーマも、またちょっと難しい「条件」がありました。
まず、絵は4枚描きます。自分の好きなものを描きますが、なるべく違うタイプの絵にすることを条件としました(造形の教室ですからね)。例えば、「カマキリ、カブトムシ、チョウ、クワガタムシ」と、4枚とも「虫」にするのではなく、「魚、鳥、虫、動物」と、別の種類を選ぶ、ということです。(長く教室に通っている子に対しては、なるべく今まで描いていないものを、とより厳しい条件が付きます)
次に、パズルをスムーズに動かすため、「縦」描きの絵であること。でも、どうしても横になってしまう絵もあります。ですので、ひとり1枚までOKということにしました。(この1枚は4番目に貼り合わせることで、パズルの動きに支障がないようにしました)
そして、絵の1枚1枚は小さいのですが、その1枚の紙にモチーフを大きく描くこと。1枚の絵は、あとで6分割されるので、小さいモチーフをバラバラに描くと、あとでパズルとして動かしたときに1枚の絵として認識できないためです。
と、まあ、文章で書くと難しいような気もしますが、子どもたちには分かりやすく説明します(笑)。みんなよく理解して、自分らしい「テーマに合う絵」を描けましたね。