じぶんの得意なことの絵

20150622

実はすでに新しいテーマに入ってはいるんです。工作の。

しかも、いい具合に作業風景写真も撮れているのですが、ここでご紹介できるのは…2週間後くらいでしょうか…。なにせ、「内緒の工作」なんです(笑)

完璧に出来上がって、パパやママをちょっと驚かせてやろう…なんていう、かわいい子ども心をぜひ慮っていただいて、少しばかり見てみないふりをしてくださいね。

なので、アップした写真はこの前できあがった、小学生クラス「じぶんの得意なこと」の絵です。

描いた内容は以前のブログにも書きましたので控えますが、描き方にはいろんな工夫がされていますので、少しご紹介。

まず、うすだいだい(肌色)や黒、白などの色は使わずに、自分で絵具を混色して使っています。混色といっても、ただ絵具を混ぜればいいというものではなく、絵具の出し方、パレットの使い方、筆の使い方から混ぜる分量、水の含ませ方など、いろんな要素を的確に使って塗っていきます。これももちろん、文章にすると難しそうですが、子どもたちには、「(こうやって)うまく使うと、こうなる。失敗してしまうと、こうなる」と実際に見せてみることで、案外すっと頭に入っているようです。

色の強弱も大事です。高学年になるにしたがい、失敗を恐れて絵具を薄く薄く塗ってしまう傾向は誰でも通る道ですが、そこを克服し、ちょうどいい濃さを作りだす方法も、学んでいます。

出来上がったみんなの絵をみると、楽しいですね。「自分」はちゃんと“その子”に似ていますし、描いた内容や、筆や絵具の使い方で楽しんでいる様子や性格なんかが伝わってきます。でもなにより、5週つづけて描きつづけたみんなの集中力はとても立派でした。おかげてみんな、とてもいい作品ができたと思います。

ふしぎなかたつむり

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幼児クラス、「ふしぎなかたつむり」のテーマが終わりました。

写真は、クレパスで最後の仕上げをしているところ。クレパスをつかっているので机全面に新聞紙をひいていますが、こどもたちの絵の色の美しさ、わかりますか?

今回は、なないろに光るふしぎなかたつむりの物語を聞いて描く、想像画のテーマでしたが、もうひとつのテーマに、“三原色で描く”を加えています。

つまり、赤、青、黄の3つの色から作った色だけをつかう、というわけです。

子どもたちは最初こそ、「うわ!青と黄色でみどりになった!」「青に赤がまざっちゃったけど…ムラサキになった…!」「赤と青と黄色しかないのに黄土色ができるの…?」なんて大騒ぎしましたが、いろんな色がどんどんできてくると、「ふっふっふ… ぼくはこんな色もつくれちゃうんだもんね〜」という表情のまま(笑)、夢中になって画用紙をうめていましたよ。

念のため(?)、仕上げのクレパスも、3原色のみの使用です。

ジメジメしてなんとなく憂鬱なこの梅雨の時期、子どもたちのきれいなかたつむりの絵を飾って、楽しい気分になってもらえたら、嬉しいですね。

 

 

 

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