夏の工作

小学生クラスの「夏の工作」が無事終了しました。

(写真は、顔をぼかしています)

7月の2週目に設計図を描きはじめてから約1か月半、工作に熱中した時間となりました。

本当に、子どもたちにとっても毎回、とっても充実した時間だったと思います。

教室のじかんが始まった途端、子どもたちはまず何をすればいいのかと先生を質問攻めにし、先生は先生で次の部品をもってジリジリと子どもたちに近づいていきます。

毎時間、工作の完成へ向けて、計画的に、制作を進めていきました。

でも、そうは言っても、子どもたちは自分の工作だけに集中しているわけでもありませんでした。「せんせい〜、(隣の席で違う工作をつくっているのを指差しして)あの工作は何年生から作れる〜?次、あれ、作ろう〜」とか、「ああ〜それ、ぼく、去年やったな〜、懐しい… でも、ぼくが作ったとき、そんな部品あったっけ?」とか。

兄弟で通っている子の中には、「◯◯ちゃん〜、そこ、もっとうまく切ったほうがいいよ」とアドバイスしている子もいましたよ。

ケガ無く、みんな笑顔で持ち帰ることができて、本当に安心しました。

「ストーンアート」

小学生クラスの工作、「ストーンアート」が完成しました。

写真は、持ち帰り前の講評会の様子です。

「石の工作」ですので、石を削ってつくる工作のように感じますが、小学生の子どもたちにとって石の彫刻は少々早いかもしれません。そこで今回は、石のよう「に見える」作品を作る工作でした。

つまり、石ではないので、その代わりにどんな材料を使って、どんな風に作っているのかは一切秘密にして作ります。

造形教室では、ひとつの作品に4回(1週間に1回の教室ですので、ひと月)以上かかることは普通なので、こどもたちはひと月以上、秘密を守り通したことになります。

それも、大好きなお母さんたちをびっくりさせたい一心です(笑)

作品の持ち帰りの週では、子どもたちが玄関から重そうな石の作品を持って歩いてくるのを見ていたお母さん方が、受け取った瞬間、「あれ?」という表情を浮かべるのをシメシメと見ている子どもたちのようすが印象的でした。

お母さん方に翌週聞いてみると、「お家でもお父さんや兄弟相手に何度も重いフリをしていましたよ〜(笑)」との声がありました。

人を驚かせることのできるユニークな作品となりましたが、壁飾りとしても素敵な作品です。どうぞ飾って楽しんでくださいね。

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