物語の絵

小学生クラス、幼児クラスともに5月は絵のテーマに取り組みました。

どちらも「おはなし(ものがたり)」を聞いて描く想像画ですが、もちろん内容は違います。小学生は「にわとりのライリー」、そして幼児クラスは「まみちゃんの夢」です。「にわとりのライリー」はニワトリが魔法でおおきくなったりしますし、「まみちゃんの夢」では海底で海の生き物と仲良く遊んだりと、とても想像力が必要な物語です。いきいきとした作品世界が広がっています。

ところで、「手をうまく使うことができる」というのは、すこしずつ、すこしずつなのだなあと思います。大人になってしまうと、今の自分の手の動きが昔からそうだったように感じてしまいますが、こどもたちは成長期なのだなと思います。4歳から5歳、5歳から6歳。全然違います。小学生も1、2年生はもちろん、4、5、6年生と、だんだん道具の使い方が上手になります。

個人差も大きいと思います。最初から元気いっぱいの子と、繊細な子と、表現の仕方が違います。同じおはなしを聞いて、同じ道具を使っても表現する形が違っていて、見ていてとても面白く感じます。

幼児クラスは今日、作品の持ち帰りです。小学生クラスは今週完成です。さあ、次の工作のテーマ、楽しみにしていてくださいね。

工作完成!

まずは幼児クラスの「ざりがに」から。

幼児クラスのこどもたちにとってハサミを使うことは楽しいことですが、そこにギザギザや波なみ、カーブなどの複雑な指示線があると、ちょっと話は違います。「ざりがに」の体のカーブや「ハサミ」のギザギザの指示線がかかれた色紙を受け取ったこどもたちは思わず「はっ」として、一目散に席につき、ハサミを動かし始めます。きっと、「やるぞ!」という気持ちなのだと思います。そんなふうにしてハサミを使ったり、「ざりがに」の体の模様を描いたりして、動く「ざりがに」は完成しました。写真は、その動かし方を練習しているところです。

続いて小学生クラス。

小学生クラスは、ついこの前まで幼稚園・保育園に通っていた子どもたちが1年生として加わりますので、少しちいさめの工作を2つ、同時進行で進めました。

ひとつめはストロー工作「ふりふりダンス」。パッと変身したロボットが、フリフリダンスを踊ります。工夫したのはカラフルな色使いで描くロボット。決められたスペースを最大限につかって描く能力が必要です。

もうひとつはペーパークラフトで動物を作りました。作った動物は山羊や牛、馬や犬、猫など、自分な好きなものを。

ペーパークラフトの難しさといえば、やはり、一度折りをつけると修正がきかないことです。折りは定規を使ってつけますが、1年生などはその使い方から学びます。材料や道具をうまく使う手の感覚が育ちます。

さて、教室のある久留米市は今、感染状況がよくありません。不安を感じられる方もおられることと思います。そこで、教室のじかん内でのことをお話ししたいと思います。

まず入室の際は手洗いと消毒を行います。入室から退室まで、マスクはほとんど外すことはありません。(子どもたちがが水筒などでお茶を飲む際を除いて。)換気は十分に行っています。(ほとんど開け放しです。)人数を定員にし、対面で座らないようにしています。

先が見えない状況ですが、引き続き感染対策を行いながら、こどもたちが楽しめる造形を考えていきます。

© 2015 こどものアトリエ むたやま造形教室, All rights reserved.