えのぐの使い方

造形教室では、絵のテーマのなかで、「えのぐの使い方」のおはなしがあります。

小学生クラスでは、1年生から6年生までおなじクラスで勉強しますので、もちろん経験の差はありますが、「絵具そのものの使い方」と「今回のテーマに沿った塗り方」の2つの内容をバランスをみておはなししています。

今日は「絵具そのものの使い方」について。

造形教室では、絵具は教室で用意しているものを使います。つまり、こどもたちにとって、「人のもの」を使うことになります。

「ひとのもの」をつかうときは、マナーが必要になります。

絵具でいえば、「出しすぎない」。

ほんのちょっと色を塗るのに、絵具をぐにーっとチューブからたくさん出して、最後は使いきれずに水に流して捨ててしまう……、もったいないですね。

自分が使う量、必要な量を見極めて使えるようになることが大事です。

パレットに絵具を出すときに、違う色の絵具の中にチューブを差し入れてしまう子がいます。混色したいと思っている場合でも、絵具は別のきれいなところへいったん出し、筆ですくって混色することで、絵具のチューブにほかの色がつくことはなくなります。

後片付けの時間に、自分がつかったパレットや水入れを洗います。

そういったひとつひとつのマナーは、言葉だけではなかなか伝わりにくいので、使いながらゆっくり覚えていってくれればいいなと思っています。

絵をえがく

幼児クラス、小学生クラスともに、1月は絵を描いています。

テーマは違いますよ。

幼児クラスは「雪がふってきたよ」。「おはなし」を聞いて、想像して描いています。

小学生クラスは「100年後の世界」。100年後、小学生のこどもたちは、もしかしたらまだ生きているかもしれません。100年後、世界はどうなっていたら楽しいだろう、と夢のある未来を想像しています。

たとえば、自家用ロケットが家にあったら。ちょうちょのような羽を体につけて自由に空が飛べるようになっていたら。天気を自由にかえることができるようになったら。絶滅した生き物を生き返らせて友達になれたら。海底や宇宙に住めるようになったら…。

こどもたちの想像力を楽しみにしていてくださいね。

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