むたやま造形教室の「夏の紙粘土工作」、つづき。

顔の部分ができあがったら、次は体の部分です。

モチーフは動物ですが、擬人法をつかって作ります。かわいい洋服を着せますよ。

紙粘土は、次の週にはしっかり乾いていますので、いよいよ楽しい色塗りです。

色塗りが完成したところ。頭に刺さっているのは、名前のチップですよ。

子どもたちの制作はこれにて終了。

仕上げのニスは、ちょっと体に悪いので、先生に任せてもらいました。

次号、そのニス塗りからを、ご紹介しますね。

「夏の工作」制作中です!

むたやま造形教室の今年の「夏の工作」は、紙粘土工作に挑戦しています。

写真は、動物の頭の部分。貯金箱にするために、お金を入れる穴があいていますよ。…と、順調そうですが、この状態になるまでに、紆余曲折がありました(笑)

まずは、「何の動物をつくるか」です。

造形教室では、「なんでも好きなもの作っていいよ」というわけではありません。「え、自由に作れないの?」という疑問がでてくるかと思いますが、自由は自由でも、「約束」があるのです。

1つめ。「キャラクター」は作らない。

造形教室に通っているこどもたちも、キャラクター好きの子はたくさんいます。けれど、教室でなにかを作るときはオリジナルのものを作ってほしいと思っています。

2つめ。今回の紙粘土工作については、「動物」をつくる。

ものすごーく昆虫を好きな子が、「虫を作りたい!」と言っても、形状の関係上、紙粘土で細い脚を作っても折れやすいため。

3つめ。白と黒だけの動物は、今回はやめておこう。

紙粘土が乾いたら、たのしい色塗りの時間が待っています。けれど、たとえばシロクマ(ホッキョクグマ)を作ると、「白いところは塗らなくていい」という考えも出てきます。それはとてももったいない!色塗りが楽しいのです。ということで、クマはクマでも色が塗れるツキノワグマやヒグマにすると良いのです。

…とまあ、“楽しくて、すぐには壊れない作品づくり”にはいくつか約束ごとがあるのですが、これを「縛り」ととらえるか、「この約束さえ守ればあとは自由!」と考えられるかは、子どもたち次第なのです。とはいえ、長く通っている子どもたちは案外「造形の先生の言っていることは、いつも一緒だからわかってるよ〜」と受け入れ、ヒツジやオオカミ、カバ、チンパンジー、オウム、ゾウなど、たのしい作品ができています。

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