ゴム銃をつくろう!

小学生クラスはただ今、「ゴム銃」工作中です。

第1週めは絵のテーマの講評会で時間の半分を使いましたので、残りの半分で「ゴム銃」の導入編、「わりばし鉄砲」を制作。ゴムでわりばしを束ねて作る簡単な工作ですが、甘くみてはいけません。特に低学年のこどもたちにとって、ゴムのクロスがけは至難の業。ゴムを限界まで引っ張りつつ、斜め斜めにクロスさせます。ゆっくりやり方を習って、頑張って作り上げました。

 

2週めはいよいよ本番のゴム銃作り。今回は、針金のプロペラを合体させて作る、連射式タイプを作ります。

まずは木材をノコギリで切って、部品づくりをします。小さい部品ですが、だからこそきちんと寸法を測って切り、紙ヤスリでけずります。その後、1週めにつくったゴム銃で、チャンピオン大会を行いました。

教室に点在する的を順番に撃っていくのですが、そのコースは机の下にもぐったり、寝転がって撃たなくてはいけなかったりと、アスレチックさながらです。体をおおきく動かしながら的を撃っていくので、こどもたちの興奮もひとしお。一周何分で回れるかを計ったり、点数を競ったり、撃つときの決め台詞を考えたりして、あっという間に2週めが終りました。

3週め。もうひとつの部品づくりにも取りかかりました。なにができるかは次回のお楽しみです…!

夏休みの思い出の絵

「夏の楽しかった思い出」の絵が出来上りました。

写真は、少し前のものですが、ちょうど、肌の色を工夫しているところです。下描きに試し塗りをしているの、わかりますか?

肌の色は、絵具のセットに「うすだいだい」という便利な色があるのですが、造形教室ではまず使いません。

それどころか…写真にうつっているの絵具セットを見ていただくと…絵具が半分ほどしか入っていません。

 

「造形教室って…ケチやな…」

いえいえいえいえ…(笑)わざと、入れていないのです。

「白」も「黒」も「うすだいだい」もなく、そのことを、みんなあたりまえのようにして、無い色は混色して作っています。

 

また、「自分や家族がなにかしているところを描く(体に動きをだす)」「まわりの風景を思い出してくわしく描く」ことも、とても難しいことですね。

造形教室に入ったばかりの子は、下描を描く際、たくさん質問されて、びっくりした子もいます。

「ここはどんなところだったの?」「(プール遊びの子には)プールはどんな形?プールサイドはどんなもの(材質)で作られていたの?」「(虫取りの子には)いつ、行ったの?どんな格好だったの?どんな木が生えていたの?」「(バーベキューをした子には)どんな道具で作ったの?誰と誰がいたの?まわりはどんなところだったの?」…などなど、いろんな質問をすることで、まわりの風景を思い出していきます。そうして、くわしい風景の絵ができあがっていきます。

みんな、よく頑張りましたね!

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