「夏の工作」、無事終了です。

7月2週めから始まった造形教室恒例の「夏の工作」が無事終了しました。

今年のテーマは、学年別で作る3種類の貯金箱でしたよ。

材料はダンボール。他、いろいろです(笑)

3種とも、個性を出すための絵づくりが大事な部分ということもあり、かなりの力を絵に注いだ作品となりました。

1、2年生用のベロの貯金箱では、ベロ(舌)をもつ動物の顔がメインとなるため、その動物の選び方、描き方が重要です。工作の部分では両面テープや千枚通しを使ったり、ボンドの“擦りだし”の方法を使って絵の張り合わせを頑張りました。

3、4年生用の占い貯金箱では、ノコギリを使って柵を切ったり、草を植えたりして庭を作りました。一番大事な「占い」の部分では、自分だけでなく、周りの人たちが占っても楽しめるような占いにするため、何度も先生とやり取りして決めた、力作です。

5、6年生用の射的貯金箱は、他の貯金箱にくらべてかなり大型なのが特徴です。(ですので、学校へ宿題として提出するため、「占い貯金箱」を選んで制作した子どもたちもいます。また、工作が大型になれば描く絵も大きくなるということで、この工作は高学年向きなのです。)

大きなダンボールの箱に、カッター&ダンボールカッターで穴を開けるのも大変でした(笑)でも、大変だからこそ、みんな楽しそうでしたね。

それぞれに難しいところあり、楽しいところありの工作でしたね。

お迎えのお母さん方の歓声に、みんな嬉しそうでした。

物語の絵「鬼の石はこび」

現在むたやま造形教室では「夏の工作」の最終週を迎えていますが、そのひとつ前に完成していた絵を紹介します。

造形教室で昔から取り組んでいる物語の絵「鬼の石はこび」は、久留米の高良山にある神籠石のおはなしです。むかしむかし、鬼たちが運んできて並べた石がそのまま残っているという、こうごいし。子どもたちはそのおはなしを聞いて、鬼や山の風景、高良大明神などを想像して描きました。

自然な山を描くために絵具を混色して使ったり、石を立体的にしたり、その石を重そうに運んでいる鬼の様子を工夫して描きました。

高良山の中腹には、きれいに並べられた石が見える場所がいくつもあります。

たとえば、こんな感じ。

こんな大きな石をどうやって運んだのかな…なんて想像しながら高良大社へお参りするのも楽しいですね。

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