物語の絵「鬼の石はこび」

現在むたやま造形教室では「夏の工作」の最終週を迎えていますが、そのひとつ前に完成していた絵を紹介します。

造形教室で昔から取り組んでいる物語の絵「鬼の石はこび」は、久留米の高良山にある神籠石のおはなしです。むかしむかし、鬼たちが運んできて並べた石がそのまま残っているという、こうごいし。子どもたちはそのおはなしを聞いて、鬼や山の風景、高良大明神などを想像して描きました。

自然な山を描くために絵具を混色して使ったり、石を立体的にしたり、その石を重そうに運んでいる鬼の様子を工夫して描きました。

高良山の中腹には、きれいに並べられた石が見える場所がいくつもあります。

たとえば、こんな感じ。

こんな大きな石をどうやって運んだのかな…なんて想像しながら高良大社へお参りするのも楽しいですね。

伝承あそび「御来迎」

小学生クラスの伝承あそび「御来迎」が完成しました。

「御来迎」は、江戸時代に流行したからくり玩具で、仏様を敬う気持ちをもとに作られたもののようですが、教室ではそのからくりの仕組みを使った楽しい工作に挑戦しました。

制作工程は複雑です。「後光」となる銀紙は、大きなサイズを丁寧に蛇腹折りにします。だんだん太くなったり、なぜか斜めに折れていたりと、案外難しさのある蛇腹折り。こどもたちも、折っていくにつれてだんだん無口になっていくのが印象的でした。

次に、「後光」を背負って立つのは、「仏様」ならず「自分」です。着物姿の自分をつくります。小さい部品ですので、丁寧に丁寧に着彩します。

最後は箱づくりです。江戸時代の玩具のイメージを大切にした色で模様を描き、千代紙を貼って出来上がりです。

さて、制作工程を順番に書きましたが、それぞれの作業は同時進行で行うもので、着物の一度塗りができたら銀紙の蛇腹折りをし、一度塗りが乾燥したら二度塗り開始…と、子どもたちにとっては忙しい制作となりました。とはいっても、いろんな制作工程があるのは楽しいですよね。みんなイキイキと作っていましたよ。

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